GPIO ZeroでI/O制御プログラミング

Raspberry-Pi-5-GPIO

ラズパイ5入手前でも試せるGPIO Zero

Raspberry Pi 5 model B （下図）の発売に合わせて登場した Raspberry Pi OS 12 Bookworm。
本OSに標準搭載されている最新のGPIO制御用モジュール「GPIO Zero」を試してみましょう。

Raspberry-Pi-5

GPIO Zeroとは

GPIO Zero は、一つ古い Raspberry Pi OS 11 Bullseye から Raspberry Pi用OSとして標準搭載されてました。しかし、これまでは RPi.GPIO が利用できたため、あまり利用されていませんでした。 Raspberry Pi 5 では RPi.GPIO が使用できなくなったので、今後は GPIO Zero が主流になると思います。

本プログラム集でできること(一例)

下図は本プログラム集の Example 5 を応用した製作品の一例です。サーボ・モータを使って、Raspberry Pi 5のケースの蓋の開閉を制御します。

controlled_case_cap
https://github.com/bokunimowakaru/gpiozero/blob/master/examples/example5_servo.py

GPIO Zero実験用ソフトウェア

ラズベリー・パイ上のLXTerminalから下記のコマンドを入力してダウンロードする。

$ git clone https://bokunimo.net/git/gpiozero

ダウンロードに成功すると、gpiozeroフォルダが作成される。 下記を入力し、サンプル・プログラム集のフォルダに移動する。

$ cd gpiozero/examples

プログラムの一覧は「ls⏎」で表示される。
プログラムexample1_led.pyを実行するには、このexamplesフォルダ内で下記を実行する

$ ./example1_led.py

プログラムを停止するには[Ctrl]+[C]を押下する。

詳細な説明 #広告あり

プログラムの使い方や解説は、雑誌「Interface 2024年5月号」にて紹介していますので、お買い求めいただければ幸いです。

筆者ブログでの紹介：
https://bokunimo.net/blog/raspberry-pi/4524/

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本プログラム集のウェブページ

https://git.bokunimo.com/gpiozero/

by Wataru KUNINO 2023-2024 https://bokunimo.net/

参考文献

本プログラム集の作成にあたり、下記の文献を参考にした。

“Raspberry Pi and GPIO”. Raspberry Pi documentation, Raspberry Pi Ltd.
https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/raspberry-pi-5.html#raspberry-pi-and-gpio

Ben Nuttall, Dave Jones. “gpiozero”.
https://gpiozero.readthedocs.io/

“GPIO Registers Failed on Raspberry Pi 5”. Raspberry Pi Forum, Raspberry Pi Ltd.
https://forums.raspberrypi.com/viewtopic.php?t=359829

Les Pounder (2023-10-28). “How to Control the Raspberry Pi 5 GPIO with Python 3”.
https://www.tomshardware.com/how-to/control-raspberry-pi-5-gpio-with-python-3

SG-90 PDFデータシート; “SG90 9 g Micro Servo [参考資料]”
https://akizukidenshi.com/download/ds/towerpro/SG90_a.pdf