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aquestalkpi2pico

「日本語を話します」のような漢字交じりの日本語から、「nihonngoo/hanasima’_su.」のような音声記号列(ローマ字)に変換し、USBシリアルまたはWi-Fiで接続したAquesTalk Pico LSIに音声記号列を転送するプログラムです。
音声記号列への変換には、㈱アクエストの AquesTalkPi に含まれる言語処理エンジン AqKanji2Koe を使用しました。

音声記号列に変換する説明図

特長

対応デバイス

USBシリアル経由または、Wi-Fi経由で AquesTalk Pico LSI を Raspberry Piに接続します。

ライセンスに関する注意点

本ソフトウェアを使用するには、別途、株式会社アクエストの AquesTalkPi をダウンロードする必要があります。個人が非営利で使用する場合に限り無料で利用できますが、個人利用であっても個人事業、会社や大学での使用する場合はライセンスの購入が必要です。必ず、下記をご覧ください。

AquesTalk Pi(株式会社アクエスト)  
https://www.a-quest.com/products/aquestalkpi.html  

AquesTalk、AquesTalkPi、AqKanji2Koe、AquesTalk Pico LSIの名称やソフトウェアの権利は、株式会社アクエストに帰属します。
このドキュメントおよびレポジトリaquestalkpi2pico内のプログラムの権利は国野亘に帰属します。

Copyright (c) 2021 Wataru KUNINO

セットアップ方法

自動セットアップ・ツールを準備しました。上記のライセンスを確認したうえで、下記のコマンドを実行してください。

(当方製作 aquestalkpi2pico をダウンロード)  
pi@raspberrypi:~ $ git clone https://bokunimo.net/git/aquestalkpi2pico ⏎  

(株式会社アクエスト製AquesTalkPiをダウンロード)  
pi@raspberrypi:~ $ cd aquestalkpi2pico ⏎  
pi@raspberrypi:~/aquestalkpi2pico $ ./aquestalkSetup.sh ⏎  
AquesTalkのウェブサイトにアクセスして、ライセンスを確認してください。  
http://www.a-quest.com/products/aquestalkpi.html  
上記のライセンスに同意する場合は「yes」を入力してください。  
yes/no > yes ⏎  

ダウンロードが完了すると、再生テストが開始されます。

実行方法

./aquestalk2pico.py と空白1文字に続けて日本語を入力し、Enterで入力した日本語を話します。 下図は実行例です。音声記号列「nihonngoo/nyu-ryo_kusuru’to/hanasima’_su.」が得られました。

pi@raspberrypi:~/aquestalkpi2pico $ ./aquestalk2pico.py 日本語を入力すると話します ⏎  
Usage: ./aquestalk2pico.py 日本語を入力  
MAINPRO1, 開始  
subprocess = aquestalkpi/AquesTalkPi 日本語を入力すると話します | /usr/bin/aplay  
再生中 WAVE 'stdin' : Signed 16 bit Little Endian, レート 8000 Hz, モノラル  
MAINPRO1, 終了  
MAINPRO2, 開始  
subprocess = aquestalkpi/AquesTalkPi -t 日本語を入力すると話します|./aquestalk2pico.py SUBPROCESS  
Usage: ./aquestalk2pico.py 日本語を入力  
SUBPRO, this subprocess is called by a script  
ニホンゴオ/ニューリョ_クスル'ト/ハナシマ'_ス。  
nihonngoo/nyu-ryo_kusuru'to/hanasima'_su.  
200  
MAINPRO2, 終了  

シリアル・ポートやWi-Fiに送信するには、aquestalk2pico.pyの下記の部分を書き換えます。

(初期値)
# AquesTalk Pico を接続したシリアル・ポートを下記に設定して下さい。  
tty = ''  
# IP接続に対応した AquesTalk Pico があれば、下記に設定して下さい。 
aques_ip = list()  

(設定例)  
# AquesTalk Pico を接続したシリアル・ポートを下記に設定して下さい。  
tty = '/dev/ttyUSB0'  
# IP接続に対応した AquesTalk Pico があれば、下記に設定して下さい。  
aques_ip = ['192.168.1.1']  

シリアル・ポート名が分からないときは、以下のコマンドで確認します。ttyUSB0 や ttyACM0 といったポート名が表示されるので、 /dev/ttyUSB0 や /dev/ttyACM0 を上記プログラム中(設定例)の変数ttyに代入してください。

$ dmesg | grep tty ⏎  
[    8.535414] usb 1-1.2: FTDI USB Serial Device converter now attached to ttyUSB0  

既知の制約事項

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